生活習慣病シリーズ vol.1

Crewzの美容コラム

生活習慣病シリーズ vol.1

[~気になる健康習慣~]

健康習慣病って?

今日からシリーズでお届けしていく「生活習慣病」。
馴染みのある言葉ですが、知っているようでよくわからないのが生活習慣病ではないでしょうか?

自分には関係ない?

いや、身近な問題だ!

色々お感じのことと思います。

生活習慣病とは、食事・運動・休養・喫煙・飲酒などの生活習慣が、”その発症や進行に関与する病気”のことを指します。

突然ですが、日本人の死因top5をご存知でしょうか?

1 位  悪性新生物(がん) 

2 位  心疾患

3 位  老衰

4 位  脳血管疾患

5 位  肺炎

※令和4年 厚生労働省 人口動態統計月報年計(概数)より
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai22/dl/gaikyouR4.pdf

この中で生活習慣病と言われるものは1位のがん、2位の心疾患、4位の脳血管疾患。
これだけ見てもわかるとおり、日本人の死因に関わる病気の多くが生活習慣病・・・つまり生活習慣が発症や進行に影響するといわれるもの、ということですね。

下の図1をご覧ください。

メタボリックドミノといい
生活習慣の乱れがドミノ倒しのように不調を招き、さまざまな病気や感染症を引き起こしていく、という慶応義塾大学の伊藤裕氏が提唱した概念です。

手前にあるような大きな病気
糖尿病性網膜症に脳卒中に認知症・・・
こういった病気はある日突然起きると、思われている方も少なくありません。
ところがそうではないよ、病気や不調は連続的に連鎖して起きているんだよ、ということを説明しているのがこの図になります。

メタボリック症候群(メタボ)の始まりは肥満

図のドミノのスタートは「肥満」
特に内臓脂肪型肥満です。
脂肪細胞は脂肪(エネルギー)を溜め込む貯蔵庫の役割がありますが、実はそれだけではありません。脂肪細胞には、さまざまな働きをするホルモンを分泌する働きがあります。
ところが食べ過ぎや運動不足などの生活習慣の乱れが引き金となって肥満が起こると、いわゆる悪玉ホルモンが出やすい状態となります。(内臓脂肪型)肥満によって肥満細胞からの悪玉ホルモンが増えた結果、この危険因子が増え悪影響の連鎖が一気に加速していくことになります。

具体的には、「高血圧」「高血糖」「脂質異常」などの症状が引き起こされやすくなります。

ただ太るから…というより健康のことを考えて、過剰な脂肪(内臓脂肪)は抑えたい所ですね。

生活習慣病のスタートは肥満?

気になる健康習慣

メタボリックドミノの図をご覧いただくとわかるとおり、ドミノが進めば進むほど深刻な病態が出てきます。

けれども生活習慣病は、その生活習慣が、”その発症や進行に関与する病気”。

つまり、どういった生活習慣を続けているかでドミノの進行を早めることも、遅らせることもできるということです。

あなたの”生活習慣”はいかがですか?

次回からはどのような生活習慣をすれば良いのか、逆にどのような生活習慣が良くないのか、
ドミノのスタート、”肥満”を皮切りに進めていきますね。
一緒にあなたの健康習慣、積み立てていきましょう。

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